海さくら被災地プロジェクト 報告2(石巻の街)
朝7時に
東京駅で待ち合わせ。
参加者の櫻井さんは、
直前まで「ミニミニ祭り」で子供達を喜ばせようと
試行錯誤し、事前に現地に荷物を送れず、
台車ゴロゴロ東京駅前でやってきました。
気持ちを込めて実施してくれる気持に
熱くなりました。
そして、またもう一つ熱くなったのは、
小川さんカップル(もうすぐ結婚)が、
お見送りに来てくれたのです。
「結婚準備ほかでどうしても行けないから」と手には、
ボジョレーヌーボーや栄養ドリンク、ホカロンを持ち、
私に渡してくれ、みんなにエールをくれました。
とても熱くなりました。
みんなもほぼ時間通りに来てくれました。
石原軍団ではなく
海さくら軍団として、出発です!!
長距離のため、
少し落ち着いたら
皆さんに、今年のfesの映像を見てもらいながら
むかいました。
僕は、みんなに、
高速から急に見えてくる津波の爪痕を見てもらおうと
思っていました。
DVDを止めて、
皆さんに「これからは、道路の状態や津波の爪痕が見えてきますので、
見てください」と伝えました。
道路は、まだ壁の方が斜めになったままの場所もありましたが、
私が震災後2カ月後にみた光景とはまったく違い、
畑にひっくり返った車が散乱していた風景が、
見事になくなっており、
僕も「あれ?」皆さんも「・・・・」
僕は、とにかくとんでもない津波の状況を
感じていただく事も意識していました。
ここで思ったことは。
瓦礫や破損した車がなくなり本当は、
よかったと思わなければいけないのですが、
この瓦礫や悲惨な状況が、なくなればなくなるほど、
被災者への継続的な応援、関心がなくなっていくのではと思いました。
江の島のゴミもなくなって綺麗に見えますよね。
でもそれは、かながわ海岸美化財団さんや地元の人、僕達が
綺麗にしていて、実際のゴミの量は、減っていないのです。
それと同じで、上っ面で、見た目での判断で、
高速を走る多くの方が、復興したと勘違いしたら、
大間違いなのです。
なので、私は、バスの中で、
勝手に変な気持になっていました。
石巻河南インターで降りて
すぐのイオンで参加者をピックアップし、
鈴木さんの理髪店には、
予定到着時間の1時間遅れで14時になっていました。
(休憩場で休憩しすぎ?笑)
鈴木さんとは、電話でよく話をしますが、
久々に会えて、少しジーンとしました。
まずは、鈴木さんの理髪店の様子
破壊された家、堤防などを
歩いて回りました。
鈴木さんも事前にみんなが来るということで、
コースも色々と考えてくれていました。
この鈴木さんの家の周りも
とても当時より綺麗になっていました。
5月に行ったときの様子は、↓
http://blog2.umisakura.sub.jp/?eid=313
でも今だに、
人が住める状況ではなく、
鈴木さんは、仮説住宅に住んでおり
地盤沈下で、海水があふれてくるのです。
見るだけでなく、色々なお話を聞きながら
歩きました。
津波が押し寄せる音。
その時の鈴木さんの行動。
そして、今だに発見されるご遺体の話。
地盤沈下。
住んでいる人がいない話。
昔の石巻市の話。
などなど
そしてバスに乗り込み、
海岸線をバスで走りながら見学しお話を聞きました。
海岸付近も、あのときよりは、ずーーと綺麗になっており、
異臭もなくなっていました。
しかし、まだまだこんな状況です。
地盤沈下の状況わかりますか?
写真へたくそで、すいません。
右が道路です。川ではありません。↑
そして、高台にある
日和山公園から街を見渡し、
津波でスッカラカンの街にみんな唖然としていました。
みんな真剣に見て聞いてくれました。
そして、またバスに乗りました。
仮設住宅にもご案内してもらいました。
仮設住宅は、寒いそうです。
断熱材がないので、
とにかく寒いそうです。
あっちこっちの公共スペースに
多く建てられていました。
みんなが、色々と感じているという顔をしていました。
雨もザァーザァーで、
これから、「ミニミニ祭り」で湊町一丁目の皆さんに
元気と爆笑を!!という雰囲気ではなくなっていました。
でも、みんなと、そうなることを想定し話し合っていたので、
みんなの切り替えは、素晴らしいものがありました。
「石巻ミニミニ祭り」の様子は、
次回のブログで報告します。
- 2011.11.22 Tuesday
- 海さくら被災地PROJECT
- 13:55
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- by umisakura