海さくら代表 古澤純一郎のブログ

地球にやさしいプラスチックの資源循環推進会議 @農林水産省

2018年11月27日(火)

農林水産省にて

「地球にやさしいプラスチックの資源循環推進会議」に出席してきました。

 

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今回は、2回目でした。

私は、有識者として「委員」の立場で呼んでいただいているのですが、

どうも、「有識者」という言葉が私には合わない。

 

それは、

ただ本当に海をキレイにしたい!!という事をおもい、

行動している「ただの人」なのだ。

 

有識者とは、学問があり、見識の高い人と辞書には載っていました。

 

この会議の、私以外の「委員」の方達は、

 

神戸大学の教授

日本テレビ報道局経済学部解説委員

京都経済短期大学准教授

全国清涼飲料連合会専務理事

日本マクドナルドCSR部マネージャー

経団連の本部長

そして、ぼく・・・

 

この時点で僕は、もう浮いているわけですが、

この13年間に活動してきたこと、伝えてきたこと、成功・失敗ふくめ、

有識者ではないけど、この会議でよりよい環境になればと毎回気合が入ってこの会議に出席しているのです。

 

まず、農林水産省に入れることなどもないので、

早めに現地入りして、地下の食堂や、廊下に貼ってあるポスターをみたり、

このいただけた機会をフルに活用したく、興味津々で農林水産省を見渡してきました。

 

上記の僕以外の皆様は先輩たちで、頭もいいし、経験も多くされている方達ですし、

有識者なので、色々と勉強になることばっかりです。

 

そして、会議の進行なども、なかなかスピーディーで、独特で面白いです。

 

個人的にも、多くの勉強をさせていただき、会議の資料も勉強になり、

とにかく楽しい授業でもあるのです。復習などもしてしまうくらい、色々な角度から

環境をよくしようとしている方達の意見を聞けるのです。

 

でもでもです!!

 

この会議の趣旨は、題名にもあるように「地球にやさしいプラスチックの資源循環推進会議」

つまり、色々な方達と共に、意見が違う人たちも含め、議論し、よりよい地球や日本にしていこう!!

が主旨だと理解しております。(当然ですが、僕の勉強会ではなく、よりよい地球にするための会議)

 

「ただの人」である私でも、積極的に発言していこうと、決めて会議にのぞんでいるわけです。

 

 

今回の2回目の会議は、

農水の資源循環アクション宣言の応募状況の報告からはじまり、

生産局の取組

水産庁の取組

経済産業省の取組

経団連の取組

そして「いなげや」「食品容器環境美化協会」「アサヒ飲料」「サントリー」「日本コカ・コーラ」「雪印メグミルク」

「日清食品」さんが、環境に対する、特に容器のリサイクルなどについて発表してくれました。

 

最後に意見交換

 

皆様の発表は、とても素晴らしく、各社とも環境を配慮した様々な取組をされていました。

色々と知られていない取組をされていました。

 

第1回目の会議をおえて、特に私の役目と感じたのは、

なぜプラスチックについて、考えていかないといけないのか!?の

「なぜ?」が多くの人に伝わっていないと思っており、その「なぜ?」が伝わらないと、

大手の企業や、国が推進していることであり、自分たちには関係ないこと、つまり

「自分ごと」にまで落ちてこない!!という怖さがあり、その「なぜ?」を伝えていく方法を

提案したり、勉強したり、そして、そのよりよくなった未来を描くことだと思っています。

 

その背景には、こんなに「エコ」ブームが長期間起きていても、

湘南海岸で回収されるゴミの量は、減っていないからなのです。

 

そして、

「なぜ?」を理解しない限り、「関心」へとつながってこないのです。

13年間の活動で感じているからこそ、国や大企業さんの力はものすごいですが、

なんとか、この流れのなかで、国民の皆様に「なぜ?いま、それをやらないといけないのか!?」の「なぜ?」を

伝えていく方法や、それ以外のより地球がよくなる方法を考えて提案することが、

僕のこの会議での役目でもあるのではと思ったのでした。

 

今回の各企業様の取組の話は、

飲料メーカーが多かったために、ペットボトルの材質の変更や、リサイクルの話が多く、

勉強になりました。大手企業の社会への影響は、大きいです。だからこそ、国という総合的な観点から

その「大きい会社」の取組改善は、大きな影響をもたらします。

 

でも、その裏にシツコイですが、「どこかの大企業が・・・」や「国が・・・」やっていることで、

自分たちの問題ではない!!みたいな方向に行かないように、このSDGsから再度環境問題に関心が

上がっているなか、海さくらとして、しっかりと発言をし、そして、自分ごとにいかに、楽しく、

おしつけがましくなく伝えられるかを、全力でがんばっていきます。

 

この会議で知り合っていく、各省や、各庁の皆様や、企業様と、力を合わせていくことも

大事だと考えます。

 

最後の意見交換のときに、僕はこんな発言をしました。

それは、ペットボトルの話が主になっていたので、突然頭に出てきたことでした。

 

僕は、今、ストローをやめる!とか、ゴミ袋をやめる!などに過剰に反応しておりません。

しっかりとした廃棄やリサイクルをすることが大事と思っているので、

ペットボトルでの飲料も購入しておりますし、ペットボトルを批判もしておりません。

(まだ勉強中です)

 

それを前提にこんな発言をしました。

これは、今も「いい案がでた!!」と思っているので、書きます。

 

「ペットボトルの自動販売機をなくす、というのはどうでしょうか?

自動販売機には、今、カップがストンと落ちていき、そのカップに、

飲料がジャーと出てくるものがありますよね。

 

My水筒をもっている人も、ペットボトルを購入し、水筒に移し替えています。なんかおかしいですよね。笑

 

なので、カップがストンと落とさなくても、MY水筒を入れると、

そこに飲料がつがれていく自動販売機はどうでしょうか?

もちろん水筒をもっている人はまだ少ないので、カップが必要な人は、カップボタンをおせば大丈夫なものです。

 

これなら、そもそもペットボトルがでないのでは?」

 

 

 

そして、マクドナルドさんでも、持ち帰りのときに、自分のお弁当箱を出せば、その中にハンバーグやポテトを

入れてくれて持ち帰れるのはどうですか?よけいな梱包資材もでませんし、ドリンクも水筒を出せばその中に入れて

あげれば、ストローもでない!!(スターバックス方式)

 

 

 

昔、学生時代に三田のラーメン二郎で、鍋二郎というのがありました。

鍋をもっていくと、そこにラーメンをいれてくれて、教室などで食べれました。

そうしたら、コストも下がったり、マクドナルド水筒や、マクドナルド弁当箱も

売れるのではな?

 

これ、本当にいい案だと思い、発言しました。

 

日清さんもいたので、器や鍋を自動販売機に入れると、

ラーメンと粉とお湯が出てくるとか!?

 

も言いました。

でも日清さんの場合は、蓋の部分を考えないとですね。笑

 

そんな話もしました

 

 

 

 

みなさん、真剣に聞いていてくれました。

 

でも、議長から「今、そういった具体的な話はよくない」的なことを言われしまい、

そこから議論にまで発展できませんでした。

 

この会議は、なんのためにあるんだろうか!?よりよくするための具体的なことを

考えることは、なぜダメなのでしょうか?

 

未だに議長の発言の真意がわからないので、今度、同じようなことがあったら、聞いてみます。

色々な違う意見があって、それを議論し、よりよくすることが、会議だと僕は思っています。

 

ぼくは「ただの人」です。

 

煙たがられている感じがして、少し悲しくなりました。

もうよばれないかもですが、本気で全力で色々と進んでいきます。

そして、言い方伝え方もあると思うので、工夫もしていきたいと思います。

 

ほんの少しの工夫でできる自動販売機は、すべてではなくても、

どこからのエリアでも1個だけでもトライして挑戦してもらいたいと思ってしまいます。

 

日々、勉強ですね。

 

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第1回目の様子は↓

http://blog2.umisakura.sub.jp/?eid=1624

 

 

 


コメント
代表の意見に激しく同感です。
私もストローをやめるとか、レジ袋をやめるとかはそれほど重要じゃないと思います。
きちんとした廃棄、処理がなされるべきと思います。
この会議はそれぞれの団体は目的に向かって改善をすべきと考えているものの、コスト的に割が合わないことはやらない、接客の手間(マニュアル化)がかかるものは取り組めないというスタンスがベースになるのかな?と感じます。実際そうでしょうけど。
それでは本当に改善していくことは難しいと思います。
リサイクルやら回収にはとてつもないコストがかかるのはわかります。だから企業はやりたくてもできないのでしょう。国がサポートしていくしかないんじゃないでしょうか。
ここでこんなに書いても仕方ないですが、そんな気がします。
  • 塩分どう太郎
  • 2018/12/02 12:16 AM
塩分さん、コメントありがとうございます。企業さんも色々と頑張っていますよ。国がサポートする問題よりも、国民意識をどうおしつけがましくなくCHANGEさせられるか?が僕の課題です。企業や国でもなく、僕たち自身の話ではないかと考えています。
  • 古澤純一郎
  • 2018/12/04 11:34 AM
一人一人の意識が変わることが第一だと私も思います。誰もが当たり前に行動できるようになるといいとおもいますね。
企業の部分については会議で歯がゆい感じになった部分について感じたことを書かせていただきました。
  • 塩分どう太郎
  • 2018/12/05 12:42 AM
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