海創造プロジェクト アマモの種を採りに小坪へ
2017年7月6日(木)
アマモの種を採りに小坪に行きました。
海さくらの最大目標は、海をキレイにして、かつて江の島に多く生息していた
タツノオトシゴを戻すくらい海をキレイにする!!です。
12年間、ゴミ拾いを中心に人間の生活と海・自然環境の繋がりを
伝えようとしております。
活動10年目、ゴミや人間の生活といった車輪だけを回すのではなく、
海の中の様子も今まで以上に想像し、伝えていき、藻場をつくり海を浄化し、
そして、藻場に多くの生物が戻ってこれるように、頑張ることを決めたのです。
それが、
「海さくら 海創造プロジェクト」です。
http://umisakura.com/enoshima/umisouzou/
上記のHPを見ていただき、読んでいただきたいのですが、
海の中、自然の生物連鎖など、本当に海は繊細でもあります。
なので、2年間、江の島の住民の皆様にお話を聞いたり、
神奈川水産技術センターの工藤様や、色々な方達のところに勉強に行かせていただきました。
アマモには遺伝子があり、我々はその遺伝子を大切に考え、
アマモの移植ではなく、育ててから植えるという選択をしました。
そして、昨日
アマモの達人、松永さんと一緒に小坪で大切に育てられたアマモの種を
採取させていただきに行きました。
例年より水温があがらず、アマモの種の採取は、例年にないくらい不作とおっしゃっていました。
ダイビング初心者の私と石合と2人で採取し、
上重泰秀(じょうじゅう やすひで)カメラマンが私達を撮影してくれました。
下記の写真を見ながら説明させていただきます。
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小坪マリーナの松永さんは、相模湾で藻場をつくり、
海の浄化と魚が戻って来れるように色々と活動されてきた方です。
まずは、再度、お勉強会!!
規格外の大きさの私です。ウエットスーツ一番大きいのをお借りしたのですが、
キツイのなんの!!
もっと痩せることを決意しました。
汗も出まくっていました。笑
そして、タンクやレギュレーターをつけて、船にむかいました。
松永さんは、サーファーみたいな容姿ですが、サーフィンはしないようです。笑
汗がとまりませんでした・・・
限界・・・暑い・・・・笑
約30分間水中で、アマモの種を採るのですが、花枝を見つけるのがよくわからなく、
水中で、私と石合は、苦戦していました。花枝があっても、熟したいい状態の種をとってくれ!!
の指令もあり、ますます水中で困っていました。
本来、多くの皆様と一緒にアマモの種を採りたかったのですが、
アマモの遺伝子は、相模湾産がいいということと、小坪のアマモが強いという山木さんの判断で、
潜らないと取れない場所を選択。今回は、私達がみなさまの代表で潜って採取したのです。
潜って、最後のほうに花枝を探すコツがわかってきました。
花枝に「アマモの種」がついているのですが、それを抜くのにも気をつかいました。
根から引っこ抜いてはいけないのです。正直、何本か根から引っこ抜いてしまいました。
水中で「NO−−−−−−−−−−−−−−ぉ!」と叫んでしまいました。
(水中の写真は後日アップします)
無事に帰還しました。
アマモ場は、生物の棲家ですが、生物を見る余裕はゼロでした。笑
採った「アマモの花枝」です。
さぁ見えますか?この花枝に「種」が入っているのです。
見えましたよね?これが、種です。
種は、とっても可愛かったです。
大切な大切な種です。
桟橋の下にアオリイカの赤ちゃんたちが泳いでいました。
アマモ場があるから、生まれたのです。可愛かった〜!!
僕らも頑張りましょう!!
アマモの花枝を再度、チェック!!
熱い気持ちを我々に注入してくれました。
採ってきたアマモの花枝を鹿島建設(株)技術研究所 葉山水域環境実験場の山木さんのところに
運びました。
山木さんのところで、ある程度まで育ててもらいます。
アマモの花枝についていますゴミなどを水で洗います。
洗ったアマモをこの大きな水槽(海の水)に入れます。
太陽を取り込みすぎないような環境にするために、黒い編みをかけます。
この水槽に我々のアマモの花枝を入れます。
先ほど、水で洗ったアマモに重りをつけます。10本くらいの束にしてから、「おもり」をつけます。
おもりです。
そして水槽へ
これであと1か月くらいすると、花枝から種が下に落ちます。
その「種」を一か月後に、拾い集めるのです。その時は、みなさん、一緒にやりましょうね!!笑
今回の作業はここまでです。
1か月か2か月後に種を集めたら、その種を保存します。
そして9月か10月にその種をポットにいれます。
そして、鹿島建設で育て、来年の4月くらいに西浦に植えるのです。
100ポットを植えられるように進めております。
自分のアマモとして、みなさんと植えたいです。
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実際に以前に種をまき、ポットで育っているアマモちゃんです。
こうやって丁寧に育ててくれるのです。
この海創造プロジェクトも進化させていきます。
自分達の家でも育てられるようにしたり、どんどん勉強していきます。
今年は、先生達に沢山勉強させていただきながら実施いたします。
- 2017.07.07 Friday
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- 08:17
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- by umisakura